2023/10/04
いつもご覧いただきありがとうございます!
院長のながしまです。
では、今回は前回の『肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)』について治療法(リハビリ)の続きを書いていきたいと思います!!
前回は急性期の簡単な運動でしたが、今回は慢性期~回復期の話をしていきます。
まず、慢性期ですが急性期に比べて痛みが落ち着いてきます。
ただ、急性期に比べると関節の動きは悪くなり、可動域制限が起こります。
それ故に無理矢理関節を動かしていくと強い痛みが出るので、治療には注意しなければなりません!!
肩関節を温めることを中心に行い、温めた後にストレッチなどを行い関節可動域を広げていきます。
一方で回復期に入ると日常の痛みも軽減し始め、可動域制限も減少してきます。
回復期に入れば肩関節の運動も積極的に行い、可動域制限の除去と可動域制限によって落ちた筋力の回復に努めます。
ではここで自宅で出来る簡単な運動を紹介したいと思います!!
【準備】
①お風呂上りや肩を温まった状態で行うと良い
②朝行う場合は軽めに行うことを心がける
③猫背など悪姿勢で行わないようにする(最初は誰かに見ててもらうと良いです)
【挙上ストレッチ】
①壁の前に立ちます。
②痛い方の手を壁に当てます。
③壁から手の平をはなさいで上に挙げていきます。
*この時、挙げにくい場合は赤○のように尺取虫のように指で持ち上げて下さい。(尺取虫の動きがわからない人はググってみて下さい!!)
④痛みが出たら僅かに下に下げて(痛みが弱い場所まで)10秒ほど停止します。(慣れたら少しずつ時間を長くします)
⑤これを3~4回ほど行います。
⑥両手で行ってもOKです。
【結帯ストレッチ】
①仰向けに寝転びます。
②背中に手を入れます。
③この時、痛ければ痛くない位置で入れて下さい(下の方でも良い)
④そこから少しずつ上に挙げていきます。
⑤先ほどの挙上ストレッチと同じで、痛い場所から僅かに下げて、そこで10秒ほどストレッチを掛けます。(慣れたら長くしていきます)
⑥これを3~4回ほど行います。
これらのストレッチは痛かったりすると腰が引けてしまったらり、肩が浮いてしまったりします。
そのような状態で行ってもあまり意味がないので自分の動かせる限界を必ず覚えましょう!!
次回もストレッチの残りを紹介したいと思います!!
以上!! 今回はここまで!!
自己判断せずに必ず医療機関を受診してから行うようにして下さい!!