2023/11/01
いつもご覧いただきありがとうございます!
院長のながしまです。
最近患者様から相談を受けるのが『こむら返り』についてです。
『朝方、足がつって目が覚める!!』
『ここ毎日ふくらはぎが痙攣(けいれん)する!!』
などと、老若男女問わず?話を聞きます。
中には
『コブラ!!コブラ!!』
と間違ったことを話される方もいます。
*正確には『こむら(腓)』です!! ➔ ふくらはぎには腓腹筋(ひふくきん)と呼ばれる筋肉があります。
*関西では『こむら』ではなく『こぶら』と言うそうです・・・
*ネットで調べると『こぶら』は『こむら』のことと出ているものもあります・・・
*『こむら』では腓に変換出来るが『こぶら』では私のPCでは腓に変換出来ません!!
*私の家内は関西人ですが、『こむら』と言います(医療関係出身だから?)
*『こぶら』はここでは間違ったと表現とさせて頂きます!!
話が大きく逸れましたが、ではこむら返りって何なんでしょうか?
まず、上記にも書いたように『ふくらはぎ』の痙攣を指します。
運動時や運動後、一番多いのが睡眠中(特に朝方または起きがけ)です。
皆さまも足がつったりしたことありますよね?
物凄く痛かったのではないでしょうか?
しかし、こむら返りは更に痛いです!!
私も過去に一度だけこむら返りになったことがありますが、家内が筋肉を伸ばそうと私の足を触ろうとした姿が目に入り『触らないで!!』とお願いしたのを今でも覚えています・・・
とにかくこむら返りは痛いです・・・(しつこいですね)
しかも、痙攣(けいれん)が治まっても『強い痛み』が残ります。
感じとしては強い筋肉痛みたいな痛みです。
上記でこむら返りは誰でも起こると書きましたが、一つ気を付けなければいけないのが病気などでも起こると言う事です。
腎不全・甲状腺機能低下症・脊髄性筋委縮症・多発性神経炎・静脈瘤などでも起こすことがあります。
その他には脱水や冷え、もちろん疲労と実に様々なことで起こるのです。
・予防としては水分補給をして睡眠を取る
・日頃から筋肉の柔軟性をつける(ストレッチなど)
・冷やしすぎないよう心がける
このような物が代表的になります。
このような予防を気を付けて行っていてもこむら返りを癖の様に繰り返し、毎日のように辛い思いをする方がいます。
このような場合は当院では次の様な方法を取ります。
*睡眠時のこむら返りに限ります。
赤い円の中にあるのがふくらはぎになります。
寝ている最中は絵のように足首は伸びて、ふくらはぎは自然に矢印方向に縮みます。
この状態は、ふくらはぎに力を入れるのと同じ方向に筋肉が縮んでおり、長時間続いたこの状態に朝方になり筋活動が加わることにより痙攣を起こすので
図の様に足にストレッチをかけるような状態を保って寝れば絶対にこむら返りは起きません!!
その場合、このように足が直角になるように足形を取り、装具を作成します。
患者様には付け外しで御苦労をかけますが、このように筋肉を収縮方向に緊張させないのが一番良いので(私の見解ですが)このような装具の着用をお勧めしております!!
以上!!今回はここまで!!
*上記で述べたように病的な場合もありますので、毎日繰り返すようなら自己判断せずに、必ず医療機関にお掛かり下さい!!