2022/01/10
早いもので新年を迎えてから、既に10日が過ぎました。
まだまだ、正月気分が抜けきらずにテンションが低い状態です…
いつもご覧いただきありがとうございます!
院長のながしまです。
『肘の痛みについて』
について簡単に説明していきたいと思います!!
肘の痛みって実際は沢山あるのですが、代表的なものといえば
野球肘
テニス肘
これらは何となく名前だけでも聞いたことがある方もいると思います。
この障害ですが、
肘の外側の痛みを
外側上顆炎(がいそくじょうかえん)
内側の痛みを
内側上顆炎(ないそくじょうかえん)
と言います。
肘の両サイドの出っ張り周辺に痛みを感じます。
特に雑巾しぼりや片手鍋を持ち上げようとした際に痛みます。
正直、この障害は治りは良くないです。
何故かと言うと腕は常に使うからです。
本来なら肘の上から手先までを動かない様に固定すれば治りやすいです。
しかし、骨折している訳ではないので固定する事を許して頂ける患者様はいません。
そして使います。
痛くても使ってしまいます。
この内外の上顆炎の一番怖いのは筋肉や腱の炎症が波及して剥離骨折に移行する可能性がある事です。
特に内側上顆炎は骨に重篤な症状を出すことが多いです。
予防策としては当然安静です。
プラス筋肉の柔軟性を高めるために、痛みを伴わない程度のストレッチ。
後は肘の運動より、手首・指先の運動を制限する必要があります。
肘の痛みの出ている部分には指先へと続く筋肉がくっ付いています。
その筋肉が硬くなって引っ張ることにより炎症が起こることがあるので、指や手首の動きを制限する事により、症状を鎮静化させます。
しかしながら先程のお話ししたように
使わない
と言う事がなかなか出来ません。
なので安静が取れずに治りも悪い!!それが上顆炎の特徴です。
前に患者様で2年間、毎週のように痛み止めの注射を打たれていた方の話をお聞きした事がありました。
結局、その患者様は治ることなく剥離骨折し、骨折の治療にて安静せざる得なかったため治った!と言う話を聞きました。
肘の痛みは腕の使い方によって痛みを防ぐ事が出来ます。
使ってしまった後は痛みが出ていなくてもアイシングし冷やしたりしましょう!!
腕のストレッチもこまめに行い再発予防に努めながら使うように出来るのが、治癒への一番の近道かもしれません!!