変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう) について②

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いつもご覧いただきありがとうございます!

院長のながしまです。


今回は前回に引き続き『変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)』

の症状について簡単に説明していきたいと思います!!

変形性膝関節症は徐々に進行し症状が悪化していきます。

その症状を3つの段階に分けて説明させて頂きます。
*前回、今回のブログは治療法や予防法を書くとなっていましたが、順番を間違えました・・・・ご了承下さい。

【症状】

①初期症状
朝起床し動き出そうとした時やじっとしていた状態から動き出そうとした時の動き始めに膝関節へのこわばりを感じます。

こわばりや鈍い痛みが自覚症状として出現しますが、動作を開始すると自然と痛みを感じなくなります。

初期症状の中でも進行すると、正座や階段の上り下りに痛みが生じたり、急な動きにも痛みが生じたりします。


②中期症状
初期症状と違い、痛みがなかなか引きません。

しばらく休んでいても膝の痛みが消えず、正座や階段の上り下りで今までより痛みが出て、動作的に困難が出てきます。

この時には関節内に炎症が進んでいる為、膝関節内に関節液が増加したり(水が溜まる)、見た目も腫れたり熱感を生じたりもします。

膝関節の外見も変形がわかるようになり(O脚など)、関節がすり減って摩擦が大きくなり、関節を動かすときしむような音がすることもあります。


③末期症状
関節軟骨の破壊が進行し、クッション(軟骨)がなくなり骨同士がぶつかるようになります。

この段階ではあらゆる症状(歩行痛、動作痛、正座や階段の上り下りなど)が悪化し、全ての動作が困難になります。

日常生活にも支障をきたし、色々な制限(行動の範囲や動きの動作など)が余儀なくされます。

外出したりしなくなるため、結果動かなくなり体重の増加や認知症や精神障害などみられることもあります。



最初に書いたように変形性膝関節症は『進行』していきます。

一度すり減った軟骨は元には戻らないので、できるだけ早く治療を始め、病気の進行を食い止めることが大切です。


【診断】

・問診(痛みの状態や動きの状態など)
・視診(O脚などの変形がないかなど)
・触診(腫れや熱感などの確認)
・レントゲン検査(MRI検査を行うこともあります)
・その他(可動域検査など)


以上のことなどを踏まえて治療法などを決定していきます!!

次回こそは治療法や予防法を書きますので乞うご期待!!




*自己判断せずに、必ずお近くの医療機関を受診するようにして下さい!!