2021/03/17
いつもご覧いただきありがとうございます!
院長のながしまです。
今回は『突き指』について お話したいと思います。
指は沢山の関節が存在し、人体の中でも捻挫をしやすい部分であります。
単純に『突き指』と言っても実は恐ろしい症状を起こしていることもあります。
それが『マレットフィンガー』です。
なかなか聞き慣れない言葉ですが、例えばボールで強く指を突いてしまった時に発症することがあります。
痛み自体は指の遠位指節関節(指の第一関節)に強い痛みがあり骨性と腱性の二種類があります。
基本Ⅲステージに分かれます。
一番の特徴としては指の自動伸展だ出来ないと言う事です!!
(株)金原出版「整形外科非観血的治療のコツ」P.135より引用
上記のように指先の指を伸ばすための腱部分で大きな損傷が起こっており、いずれの損傷程度でも指は垂れ下がったまま、自力で伸ばせなくなります。
勿論、迅速に正しい処置を行わなければ、垂れ下がった指を戻すことは出来ません。
単なる突き指だ!!何て安易に考えていると後悔しますよ!
では、次に応急処置、または固定法としては
*一人で撮影した為、親指が邪魔ですがすみません・・・(汗)
写真の赤丸のように関節を反対側に反らせた状態で固定します。
しかし、この場合はⅡ型とⅢ型が有効であり、Ⅰ型のように腱断裂の場合は予後はよくありません。
Ⅰ型の場合は手術に準じた処置が適正ではないかと思っております。
このように、単なる突き指と思っていると、後に後悔することになります。
以上、今回はここまで!!
*必ずご近所の整骨院や整形外科を受診して、正しい処置を行って下さい!!