2020/06/12
いつも、ご覧いただきありがとうございます。ながしま鍼灸整骨院、院長ながしまです。
今回、頭痛について最終回!鍼灸整骨院でも対応可能な頭痛について、予防・対処編です。
■片頭痛の予防法
- 1)頭痛日と環境をチェック
- たとえば人ごみや睡眠不足など、どのような環境が重なったときに片頭痛が起きるかを記録しておくことで、原因となる環境を特定し、該当する時期にそうした環境を避けるようにします。
- 2)規則正しく睡眠をとる
- 寝不足、寝過ぎ、疲労、空腹など体のストレスは片頭痛の引き金になるので避けましょう。とくに週末の寝だめや二度寝は、空腹と寝過ぎが重なって片頭痛を重くするので要注意です。
- 3)頭痛の誘発食品を控える
- チョコレート、チーズ、ハム※、ヨーグルト、赤ワインなど片頭痛を誘発するといわれる食品の摂り過ぎには注意しましょう。
※亜硝酸塩が関与
■片頭痛の対処法
- 1)冷やすのは○、温めるのは×
- 冷たいタオルなどを痛む部位に当てると、血管が収縮して痛みの軽減に役立ちます。一方、入浴やマッサージなどは血管を拡張させるので痛みが増すことになり逆効果に。
- 2)静かな暗い場所で休む
- 頭痛の最中に体を動かすと痛みが増し、光や騒音でも痛みはさらに増してしまいます。できるだけ、静かな暗い場所で横になりましょう。
- 3)カフェインを適量
- コーヒー、紅茶、日本茶に含まれるカフェインは血管を収縮する作用があり、痛みの早期に飲むと痛みが軽減。ただ、連日の過剰摂取は逆に頭痛を誘発するので注意して。
■緊張型頭痛の予防法
- 1)長時間同じ姿勢をとらない
- 姿勢を正して、同じ姿勢で長時間の作業をしないようにしましょう。
- 2)肩、首の血行アップ
- 気づいたときには以下のような簡単なストレッチをこまめに行い、首や肩の筋肉の緊張をほぐしましょう。
● 両肩を上げてストンと落とす
-
両肩をキュッと上げて、ストンと落とします。力を入れすぎず、自然な状態で10~20回程度行います。
● 首を左右に倒す
左手を頭にのせて、右肩の力を抜いて左側へゆっくりと首を倒します。反対側も同様に。左右とも5~10回程度ずつ行います。● イスに座って前屈
イスに浅く腰をかけ、脚を前に伸ばします。両肩の力を抜いてリラックスしながら、首を前にゆっくりと倒します。5~10回程度行って。 - 3)枕の高さを調整
- 高すぎる枕、柔らかい枕は首の負担になり、知らず知らずのうちに筋肉を緊張させることに。高すぎず、柔らかすぎない自分に合った枕を選ぶことで予防ができます。
■緊張型頭痛の対処法
- 1)温めて、こりをほぐす
- マッサージ、蒸しタオル、半身浴などで温めて、首、肩の筋肉のこりを取り、血行をよくしましょう。先にご紹介したストレッチも効果的です。
- 2)気分転換をする
- 頭痛が始まったら、心身にストレスを加えていることを中止し、例えばその場所から離れるなどして、早めに気分転換をしましょう。
このような予防・対処をご自分でされるのもいいと思いますが、なかなかやること、継続することが、難しいと思いますので、頑固な頭痛でお悩みの方はご相談ください。