クワイエット・アイ(Quiet Eye)について

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いつもご覧いただきありがとうございます!

院長のながしまです。

今回は『クワイエット・アイ について簡単に解説していきたいと思います。



Quiet Eye(以下QE)はある動作を行う時にその動作(行動)の成果を上げる方法の一つだと言われております。

一体どういうことなのか?少しわかりにくいので簡単な例で説明します。

バスケットボールでシュートを打つ時に、ゴールのリングを見続けて打つと成功率が上がる!!ということです。

研究では動作を開始して注視し始め、動作が終了するまでの間に、その注視をどれだけ長く続けることが出来るか?がパフォーマンスの上昇につながるという結果が出ているそうです。

トップアスリートなどはその注視している時間がとても長く、アマチュアや下手な人などは注視している時間が非常に短いそうです。

一応、研究データの視点から
①視線は視野角3度以内
②凝視時間100ミリ秒以上

がQEの条件となるそうです(Joan N. Vickers)

また、短い時は緊張や集中力が下がる(あがり症など)などの場合はQEの時間が短いと言う研究結果も出ているそうです。

脳科学の観点からQE中は脳の働きが良くパフォーマンスの向上が見られるとのことでした。

よって、試合時にストレスによりQE時間を短縮させないように訓練することの重要性が注目されており、目標をしっかりと注視することの重要性を言語化し、意識的にQE時間を延長すると言う単純な訓練があるそうです。

昔から『しっかりと見る』と言われるが、実はこういったことにつながっていることが研究的に証明されているという話でした!!


以上!! 今回はここまで!!

参考(公社)日本心理学学会 アスリートのあがりを簡便に防止する