『筋膜』について

 

いつもご覧いただきありがとうございます!

院長のながしまです。

今回は『筋膜について簡単に解説していきたいと思います。

皆さまは筋膜って言葉を聞いたことありますか?

世間では筋膜リリース!!何て言葉があったり(今度解説します)とたまにネットやテレビなどでも見かける言葉ですが、実際に筋膜って何?と言われると知らない方の方が多いと思います。

まぁ、今回も患者さんに筋膜って何?と聞かれたので、解説することになった次第です!!

筋膜とはそのままの意味で

筋肉を包んでいる膜

のこと言います。

この膜は結合組織で
①筋肉の保護
②位置の支持
③収縮の制限
④摩擦の軽減

などの役割を持っております。

全身に張り巡らされており、筋繊維だけでなく各器官は神経などとも連結しております。

なので第2の骨格何て呼ばれることもあります。

筋膜自体をさらに区分わけすると
①浅筋膜
②深筋膜
③筋外膜
④筋内膜

と層になっているそうです。

このうち筋内膜を除いてコラーゲン繊維とエラスチン繊維で出来ており、この二つの繊維が協力しあって仕事をしております。

この筋膜に異常がみられると筋膜の動きが悪くなります(通常はサラサラした感じなのがドロドロした粘度の高い感じになる)
結果的に筋膜を通っている血管や神経などが圧迫されて循環障害などが起こってしまいます。

 
このように筋膜自体が色々な役割を持っているため、異常があった場合は色々な場所に障害を出してしまうと言う訳です!!

次回はこのように筋膜に異常が起こった時に良く行われる『筋膜リリース』について簡単に解説させて頂きます!!


以上!! 今回はここまで!!




参考文献
医歯薬出版株式会社、岸清、解剖学、p65
筋再教育運動が筋膜リリース後の筋筋膜の伸張性および筋力に与える影響
公益財団法人長寿科学振興財団、筋膜リリースの効果と方法、2016、7、24