2024/12/11
いつもご覧いただきありがとうございます!
院長のながしまです。
今回は、前回予告した通り、冷えに対しての『真の改善編』を話してみたいと思います。
まず、冷えの改善は皆さまそれぞれに持っていると思います(冷え性の方を対象)
改善法は色々な方法があり、これが確実に良い!!と言ったものも無いと思います。
改善の効果は人それぞれでありますので、今回挙げさせて頂く方法も参考の一つとお考えください・・・(一応理にかなった事だけ話します)
皆さまの中に『拍手』をした後に手が痒く(かゆく)なる方はいらっしゃいますか?
またはマッサージ(リラクゼーション含む)をした後に背中が痒くなる方。
このように外部刺激を皮膚に与える事により、毛細血管が反応し細かな所まで瞬時的に血流が増加する事により痒みが出るのです。
では、そのように刺激の加わった部分を視覚的にどのようになっていますか?
もちろん赤くなっていることが多いと思います。
それは血流が増えたので赤くなっているのです。
私は仕事柄、患者様の足を直に触ることがありますが、その際にビックリするほど足が冷たい方が結構います。
そのような足の外見は大抵は『真っ白』であり、『血行不足です!!』と聞かなくてもわかる状態です。
では、このような状態をどのように解消すれば良いのでしょうか?
もちろん、血液の流れを毛細血管までしっかりと行きとどくようにすれば良いのですが、その方法が人それぞれなのです。
私がお勧めするのは以下の3つです。
①足湯
②皮膚刺激
③運動
では、一つずつ説明していきます。
①足湯
これは本当に効果的でした。
40~42℃程のお湯に30分ほど膝下まで足を入れておけばOKです。
毛細血管にしっかり血流を促し、それを繰り返す(毎日~2日に一度ほど)ことにより、普段行き届かない部分まで活性化させることが出来るのでお勧めです。
しかし、デメリットがあります・・・
それは準備が面倒なことです。
この面倒な部分がクリア出来れば、物凄く良い冷えの解消法です。
②皮膚刺激
このブログを読んで頂いている方の中に
乾布摩擦(かんぷまさつ)
と言う言葉を知っている方はどれ位いるでしょうか?
最近では全く目にしなくなった行為の一つですが・・・
日本手ぬぐいの様な布で皮膚をこすると言うシンプルな健康法です。
皮膚に刺激を加える事により、血流を促したり、刺激によって脳反射が起こり自律神経の活動を高めると言うのですが、実際は強くこすり過ぎて皮膚炎を起こしたり、アトピー性皮膚炎を悪化させたりと・・・
現在ではやらなくなりました。(私が幼稚園の頃はよくやっていましたが・・・)
しかし、実際に皆さまの中にも手が冷たければ手をすり合わせて温めようとされる方がいらっしゃると思います。
このように、表面を刺激するだけで血流は変わります。
今回は、乾布摩擦をお勧めする訳でなく、簡単な『皮膚刺激』をお教えしたいと思います。
これは当院では怪我された方に、自宅にて自分で行って頂く施術なのですが、当然『血流改善』を目的としております。
(1)温めたい場所を手のひらでこする
(2)皮膚を指先で刺激する(後で説明します)
この2つをやって頂きます。
(1)はそのままです。
手先や足先など冷えている場所に手のひらで摩擦刺激を少し与える事により、毛細血管を反応させます。
(2)は皮膚の表面を指先で摘むように刺激を与えます。
ポイントとしては上記の様に指先をパカパカと開けたり閉じたりしながら、その指先を皮膚にあて表面をこするようなイメージで刺激します。(指の開閉は一定のテンポで指先で拍手する感じでパカパカします)
(1)・(2)は乾布摩擦の代用であり、肌にも優しい刺激方法です。
*(2)は悪い場所や硬くなった場所に行うと『かなり』痛いので注意して下さい!!
③運動
運動する事により血流が増大し毛細血管の隅々まで血流が行き渡ります。
メリットは運動する事により血流を上げるだけでなく、筋肉が強化される事により日常生活時にも血流の増大が期待できます。
しかし、デメリットもあり、運動の質や量によって成果が異なることです。
例えば、人によって色々な環境が異なります(太ってる、痩せてる・持病がある、持病がない・運動好き、運動嫌い・・・etc)
このようにただ運動を行えば良いと言う訳でなく、皆さまの今現在の状態や状況に併せてトレーニングを行わなければいけません。
それだけでなく、運動により筋力強化が出来ても、硬い質の悪い筋肉が付けば、血液の流れも悪くなってしまいます。
運動は上記の3項目の中で一番効果が高いですが、クリアすべき事が多いのも事実です!!
以上が、冷えの改善法になります。
気を付けなければならないのは、継続させると言う事です!!
血流の改善は上記の3つで瞬時的には改善されます。
しかし、継続的な温かさを保つためには、3つの事柄を継続させて行かなければなりません!!
『継続は力なり!!』
以上!! 今回はここまで!!!
*肌や血管、その他障害がある方は掛かり付けの先生に相談してから行うようにして下さい!!