静力学的荷重(せいりきがくてきかじゅう)について

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今回は静力学的荷重(せいりきがくてきかじゅう)について簡単に説明していきたいと思います!!

我々が生活している中でその体には当たり前ですが重力が加わります。

筋肉や骨や靭帯や腱など、運動器はその重力に逆らって活動をします。

ただ体に実際かかっている負荷は重力だけではありません。

当たり前ですが我々人間は衣類をまとって生活をしています。

その衣類も体に対して荷重をかけます。

更にもっと言えば、自身の体重(例えば上半身の重みは下半身にかかるなど)だって負荷になります。

この重力であったり衣類であったり体重であったりを含めた身体にかかる荷重を『静力学的荷重』と呼びます。


そしてじゅうようになってくるのが、この静力学的荷重に耐えうる身体的能力を『静力学的能動力』と言います。

正常な人間にとって静力学的荷重と静力学的能動力は平衡な状態を保ちます。

ただ何らかの原因でこの平衡状態が崩れた状態を『荷重不均衡状態』と呼び、これが病的な状態に陥ることを『静力学的機能不全』と呼びます。


例えば正常な状態

天秤で言えば平衡を保ちます。  (青:荷重  黄:能動力


ただ何らかの原因でこの天秤が片方に傾きます。

その何らかの原因が例えば
①荷重自体の増大によりバランスが崩れる
②能動力の減少によりバランスが崩れる

などがあります。

これらのバランスを一生懸命に保ちながら(保たせようとしながら)我々は生活をしています。

障害に陥った場合はこれらが乱れている状態なのです。

体重を調整したり、筋力を調整したりすることによって荷重不均衡状態を避けることにより、障害から体を守ることを常日頃から気を付けましょう!!

ちょっとわかりにくい話になってしまいましたが、今回はこれにて終了です!!